悪夢

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「お前さえ、お前さえいなければ!!」  頬を拳で殴られた。  なんで?なんで? 「ハッ!泣き声もあげなくなったか…」  どうして僕が!?  何をしたっていうんだ…。  母親に捨てられ、父親に虐待される。    頬が痛い、頭が痛い、腹が痛い、腕が痛い、足が痛い  体全体が痛い!    こんなの死んだほうがましだ。   死にたい、死にたい、死にたい、死にたい!!! 「ハッ!!」  夢…。 「また…この夢か…。  何回目だよ…」  もう、涙は出ないほど泣いたって言うのに…。  まだ…出るんだ…。 「ハァ…。ヤバい、寝れなくなっちゃった…」
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