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「はい!!そこまで!!」 次の瞬間、 勢いよくドアが開かれた。 お犬さま、登場。 「ちょっと!そこのおねーさん!! カズ兄から離れて! レッスンの時間ですよー!!」 すかさず俺と女の間に入る。 ……さすが。襲われる3分前。 「なによ、アンタ! 今レッスン中なのよ!?」 「へぇ…。講師の上に馬乗りになってのレッスンですか?」 「い、今ちょうどよろけて…!」 「それはいけないですねー! 貧血かも!レッスン終了ですね! 西さーん!気分が悪くて帰られるそうでーす!」 問答無用で女の背中を押し出した。
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