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俺は保健室で一人、眠りについた。
ー???ー
そして俺は気がついたら何故か崖の上に立っていた。
そう、あの時奴らとの決闘で敗れたあの場所に。
俺は崖の遥か向こうをじっと見ていた。
すると後ろから何やら人の声とは思えない声が聞こえた。
ヒカゲ ヒカゲ ………
声のする方に振り向くとそこには色のない翼に今にも消えてしまいそうな程弱々しい炎を灯した巨鳥の姿があった。
その無惨な姿は俺のよく知る、そして教員になってからずっと共に戦っていたモンスターだった。
日影「バジリ………コック…?」
バジリコック「………」
しばらく俺は何も言葉が出ずにいた。
そんな時バジリコックは口を開く。
バジリコック「ヒカゲ ドウヤラブジノヨウネ………ヨカッタ………」
日影「あぁ、俺は。だけどお前らを守る事が出来なかった、済まない………」
俺は傷付いたバジリコックの前にボロボロになった俺のデッキであったカードを出す。
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