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そして俺の目の前に五つの小さな火の玉が現れると、4つは俺の手に収まり、カードに姿を変え、残りの1つは地面に剣となって突き刺さった。
レッド・デーモンズ「その札と剣を取り我の許へと辿り着くがいい。」
悪魔の龍はそう言うと業火と共に姿を消した。
俺は早速の4枚のカードを見る。
・真炎の爆発が2枚
・奈落の落とし穴が1枚
・強制脱出装置が1枚
そして地面に刺さった剣は特に飾りっ気の無い細身の日本刀のような形の物だった。
どんな試練かは全く解らない立ち止まっていてもどうしようもない。
俺は剣を手に取り、前に進む。
しばらく歩くも、地獄のような景色は変わらず、長い一本道がただひたすら続いている。
???「キキキッ!」
と、突然小さな笑い声がすると目の前に大きな火の玉が現れ、炎を纏った一体の小さな悪魔へと姿を変えた。
日影「………!!」
そしてその悪魔はニッと笑みを浮かべると手にした武器から火の玉を飛ばして来た。
俺は咄嗟に避けるが次々に火の玉は飛んでくる。
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