第2章 紅蓮魔龍の試練

3/4

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
俺は次々に放たれる火の玉を掻い潜り炎の悪魔の正面から持っている剣で斬りかかる。 が、悪魔を掠める程度で大したダメージは与えられなかった。 すぐに距離を開けられて再び火の玉による攻撃が始まる。 日影「(ん、待てよ………このカード、使えないか?)魔法カード発動、真炎の爆発!!」 俺はダメ元で与えられたカードの1枚、『真炎の爆発』を悪魔に向けて掲げてみた。 ボッ、バババーーーーン!!! するとカードは光となって消え、轟音と共に勢い良く爆発が起こって炎の悪魔を巻き込む。 爆発が収まるとそこには1枚のカードが落ちていた。 日影(レッド・リゾネーター………) そのカードにはさっき火の玉で襲ってきたモンスターが描かれている。 俺はレッド・リゾネーターのカードを拾うと再び歩き始める。 それからしばらく進んでいる内に、何度かレッド・リゾネーターと似たような姿のモンスターと遭遇しては戦闘を繰り返し、この試練においての大まかなルールはある程度理解出来たはず。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加