第1章 プロローグ

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*「ここはアカデミア南分校の医務室。私はここの教員の水沢香苗(ミズサワ カナエ)って言います。」 日影「俺はアカデミア東分校のーー」 水沢「日影さんですよね?こっちに赴任することになってましたよね?」 日影「は、はい…ある件が片付いてから異動って話になっていましたが…」 コンコンッ!! ガラガラガラ… *「入るぞ。あんた日影だな?」 いきなり医務室に入って来た中年の男性はベッドに横たわる俺にそう問いかける。 日影「えぇ、はい…」 *「儂は日野川誠(ヒノカワ マコト)、このアカデミアの三学年の主任をしている。 あんたにはこのアカデミアにある炎の部屋の担当をやってもらう。っと言ってもこの状態だとまだ無理だろ?ケガが治ったら仕事の内容教えるから主任室に来な。解らなかったらそこの水沢先生に案内してもらってや。」 日野川と名乗ったその先生は俺にそう言うと医務室から出ていった。 水沢「日野川先生は浜で倒れていた日影先生をここまで運んでくれたんです。後で一緒に日野川先生のとこ行きましょう。」 日影「そうですね、水沢先生、ケガが治ったら案内お願いします。」
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