第1章 プロローグ

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水沢先生の質問に対してどこか話せば良いか判らなかったので、学生時代、この事件の遠因となった辺りに遡る事にした。 ~回想~ 今から3年前、アカデミア生活3年目を迎えた春、俺が当時所属していたシンクロコースに入学したての後輩の女子で気になる子が入って来ました。 それまで女子が苦手だった俺だが暫くしてその子から「遊ぼう」と誘われて一緒に遊んだり、放課後に一緒に帰ったりと楽しかった日々を過ごしている内にその子に段々惹かれ、ある日俺は意を決して告白をしました。 ですが答えは暫く帰って来ず、ちょっとの期待とただならね不安を抱えながらその子からの答えを待っていました。 10日程経ってから話したい事があるから校舎裏に放課後来てとその子に呼ばれ、向かった先で同じシンクロコースの男子の後輩5人ぐらいにいきなり襲われ気づいたら身体中傷だらけで蹲っていました。 するとそこに好きだった後輩。だがその子からは思いもよらぬ、そして絶望へと突き落とされるような話でした。 「日影先輩に告白されて困ったので※※先輩に相談しました。」
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