第1章 プロローグ

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俺は勿論振られ、その理由も取って付けたような簡単な理由で余計訳が解らなくなっていました。 日影「だったら何であの時振らなかったんだ?それに遊んだり一緒に帰ったりとか、あれはなんだったんだ?」 その問いにその子は鼻で笑い、呆れたように答えました。 「あれは先輩に対しての建前ですよ?それに上げて落とした後の先輩を見ると面白そうでしたから。」 それから気がついたら保健室のベッドに寝ており、枕元にあった棚の上には無惨に破壊された俺のデュエルディスクが置かれていました。 ~学生時代はとりあえずここまで~ 日影「その一件以来女性不信に陥ったまま残りのアカデミア生活を過ごしていました。」 水沢「辛い出来事でしたね。でも何でその子が今になって日影さんを襲撃したんですかね………」 日影「それは俺にも解りません。ですが久し振りに遭った時は何やらただならね程邪悪な気に満ちていましたね。」 水沢「邪悪、ですか………」 それからは襲撃に遭う少し前ぐらいからの出来事やその時の様子とかも水沢先生に全て話した。
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