第1章 プロローグ

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手紙には向こうで受持っていた子供たちからのメッセージが書かれていた。そして最後の一文。 日影先生、短い間でしたけどお世話になったお礼をしたくてみんなでお金を出してカードを買いました。良かったら使ってください。 日影先生の生徒一同 ” 俺はスリーブからカードを取り出してみた。 枠の色からしてシンクロモンスターではあるが今まで一度も見た事はなく、そのカードからは強い気や魂が宿っているような気がした。 とはいえ今はチューナーを持っていないしまだ使う時ではない。そう思った俺はもう一度スリーブに手紙と一緒に入れてケースに戻した。 また、輪ゴムで束ねられたカードの束も見てみたらカードの大半はなくなってはいたが、確かに俺のデッキだった。 さすがに全部とはいかないにしてもここまで拾ってくれた水沢先生には今度お礼しないとな………それに今もこうして無事に助けられたのも水沢先生のおかげだしな。 カードを一通り見終わって、特にやることも無けりゃ身体もまだ完璧じゃないしもう少し寝ている事にした。
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