秘密の花風呂

10/10
前へ
/40ページ
次へ
どうしたって私は逆らえないようにできている。 大人で、自信家で、地位があって、余裕もある藤堂に。 結局、翻弄されるしかないのだ。 むしろそれを強く望んでいて。 「ベッドに行くか?」 答える余裕もないくらいに、必死に藤堂にしがみついていた。 彼はもう、私の弱点を幾つも知ってしまっている。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

565人が本棚に入れています
本棚に追加