秘密の花風呂

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「ここから先は近づかないでください」 花びらで風呂の表面はほとんど覆われているが、万一余計なものを見られては大変だ。 私のような微妙な年齢だと、目に触れさせたくないものがたくさんある。 「どうして?」 藤堂の顔は私の鼻先まで来ていた。 「こうすれば、私に君は見えない」 藤堂は私を抱き寄せると、私の肩にその顎を乗せた。
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