第1章
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「エルス殿、こちらへ。」 翌朝、朝食の後、エルスはネクロスに案内され、カイザーの間へと案内された。 後ろに、エバンス、ジルと続く。 屋敷の一番奥に、カイザーの間はあった。 血で汚れたような赤い扉。 ネクロスは、鍵を取り出して、扉を開けると、三人を通した。 そしてまた、厳重そうに鍵をかけた。 エルスは逃げ出したくなった。
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