第1章

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「うわああああ!」 エルスは自分の絶叫で目が覚めた。 「うわ!?」 ベッドの傍らにネクロスが立っていた。 「驚かすな!ネクロス!」 「嫌な夢でも御覧になりましたか?エルス様?顔色がすぐれない様子。」 「何でもない!それより・・・」 「ご安心を。儀式の方は滞りなく終わりました。我が主、カイザーの心臓は、貴方様の物です。」 エルスは悪寒を覚えた。 「・・・それで?カイザーの心臓にはどんな力があるんだ?」 「それは追々解るでしょう。さあ、お連れ様のエバンス殿とジルがお待ちです。そろそろ行きましょう。」 エルスは何か騙されたような気分になった。 エルスはベッドから出て、ネクロスに続いて寝室を出た。
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