0人が本棚に入れています
本棚に追加
「うわああああ!」
エルスは自分の絶叫で目が覚めた。
「うわ!?」
ベッドの傍らにネクロスが立っていた。
「驚かすな!ネクロス!」
「嫌な夢でも御覧になりましたか?エルス様?顔色がすぐれない様子。」
「何でもない!それより・・・」
「ご安心を。儀式の方は滞りなく終わりました。我が主、カイザーの心臓は、貴方様の物です。」
エルスは悪寒を覚えた。
「・・・それで?カイザーの心臓にはどんな力があるんだ?」
「それは追々解るでしょう。さあ、お連れ様のエバンス殿とジルがお待ちです。そろそろ行きましょう。」
エルスは何か騙されたような気分になった。
エルスはベッドから出て、ネクロスに続いて寝室を出た。
最初のコメントを投稿しよう!