第1章

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「そろそろ行こう!エバンス、ジル!」 「へい。」 「かしこまりました。」 「気を付けて、皆さま。ジル!ちょっと!」 ネクロスはジルを呼びつけると、何かボソボソと耳打ちした。 ジルは何べんも頷いていた。 ジルが戻ってきた。 「何の話だ?ジル?」 「エルス様の事をよろしく頼むと言う話です。それより早く出発しましょう!今日中にタニール山脈を越えないと。」 エルス一行は、ゾットのカイザーの屋敷を後にした。 エルスはおかしな事に気付いた。 そう言えばゾットの霧が晴れて、烏が一匹も居なくなっていた。
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