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「ちょ…琉惺っ!」
必死に止めたのに
琉惺の瞳はまた鋭く変わって
私までをも睨みつけた。
何なの?どうしちゃったの?
そんな私の疑問も
完全にスルーした琉惺は
小田さんに冷たく言葉を放つ。
「お前も共犯だろ?
俺の鞄から奈緒の部屋の鍵を
盗んだのはマリアじゃなくて
お前だろが」
…えっ?
けれど胸倉をつかまれたまま
小田さんはそれを否定せずに
バツが悪そうな表情で
琉惺を見つめた。
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