約束の日まで

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ポンと私の肩を叩いて 近藤部長は企画部のメンバーを 引きつれオフィスを出て行った。 残された琉惺と二人、 大きくため息をつきながら お互いのデスクに腰かける。 けれど琉惺は無言のまま 天井を見上げていて。 やっぱりどこか琉惺の 様子がおかしくて気になった。 「ねぇ琉惺、どうしたの?」 「うん?何が?」 「なんか…考え事ばかりしてる」 私の言葉に彼は ふっと小さく微笑んだ。
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