786人が本棚に入れています
本棚に追加
「この会社を再建させるのが
先決だろ。
時間がないんだ。
だから今は会社の事だけ
考えてればいいんだよ」
…なにそれ…。
気持ちが伝わり合ったって
思ったのは私の思い込み?
何も言えずに瞳を揺らす私を
どこか冷めた瞳の琉惺が
見つめている。
「約束は必ず守るから。
その時、全てを奈緒にも
話すつもりだよ。
だけど今はまだ…
俺の事なんか気にしなくていい」
理解出来なかった。
この時、琉惺が言った
言葉の意味が。
最初のコメントを投稿しよう!