Episode 14 dirty night――ダーティー・ナイト

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2度目に味わう禁断の果実は 青臭い渋みはいっさいなく 一口齧ればとろけそうなほどに 甘く熟れて舌先に絡みついた。 見慣れたリビングのソファーで 僕は無我夢中でレンを抱いた。 先刻まで僕のプライドを 完膚なきまでに踏み躙り 意地悪く支配していた少年が――。
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