Episode 15 revenge tragedy――復讐劇

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「7年前のこと――あいつに気づかれたんじゃないだろうな?」 音楽が大音量でよかった。 祐介は声を落とすことも忘れて僕に詰め寄った。 「そうなのか……?」 本来小心者の雅彦が――暗闇でも一気に青ざめるのが分かった。 僕が口を開くより先に 「これはみなさんおそろいで――」 尖った黒い靴先をこちらに向け 2人の背後から 悪魔がゆっくりと歩み寄って来た。
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