第1章

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「一緒に、とかって言うけど、これからずっと一緒、と言う事では無いですよね?無責任に適当な事は言わないで下さい」 どうせ直ぐ離れていく癖に、と、気付いてしまった自分の気持ちを隠して冷たく言う。 戦うって事は死ぬかもって事で。 死ぬのが怖くないと言えば嘘になるけど、人間は何時か死ぬものだ。 それを覚悟してる私が、死ぬのが怖くて拒否した筈は無いのだから、きっと彼に一目惚れでもして少しでも長く一緒に居たくて拒否したのかもしれない。 ま、覚えていないならそれだけの事なのか。 「戦うって何をすれば良いんですか?」
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