第1章

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そのせいで、こぞって大気圏外まで伸びる柱を建てて其処に居住区を作り、より良い環境の星を求めて宇宙で争う様になった。 地球から伸びた柱の上の居住区の、更に上にあるこの基地はいつ敵に攻撃されてもおかしくない。 何時かは攻撃される、そんな不安を抱えて、私はただ星空を眺めている。 と。 割と近い上空に、赤く塗装された鉄柱の様な物がバラバラと何本も浮いているのが見えた。 「何だろう?」 あっ、誰も居ないのに独り言に声を発してしまったー、恥ずかしい。
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