第1章

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翌朝。 私は着替えの後で何時もの様に、監視の居る部屋に連れていかれる。 明るい和室なのだが、まるで塔の上の様に、周囲は断崖絶壁。 唯一の通路に繋がる出入口には、監視役の男が寄り掛かっている。 割と自分好みの、格好良い人なのだが、見張られる身としては、中々仲良くなり難いよね。 自分が囚われの身なのはわかってるけれど、何故そうなったのか、理由がわからないんだよなぁ。 けどまぁ、何時もの事なので気にせず座ると朝食が運ばれて来た。
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