第1章

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わたしがそう言うと、近寄って来た男性は私越しに手を伸ばし、窓を少しだけ開けると私の腰に腕を回してきた。 ふぇっ!? 驚いて身を竦めると、耳元でクスリと笑われる。 ひえぇー。 「此処は柵がないからな、これなら落ちない。真下は覗き込まないと見られないだろう?」 優しく言われてドキドキする。 落下防止にとの措置らしいけど。 ……これはちょっと……って言うか、女慣れしてそうなのがなんだかムカつくわ!
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