第1章
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おまけに此方の反応を笑ってくれちゃってさ! そんな状態で身を乗り出して覗き込んでも、雲の隙間なんて殆ど無くて。 結局、心乱されただけで何も見えず。 「もう良いです。ありがとうございました」 無駄な時間だったわー。 お礼を言って身体を起こそうとするとグイッと引かれて男性の胸にダイブ。 えっ!? 「何が見たかったんだ?」 抱き締められて逃げられない状態で、頭上から問われる。
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