師匠、私未成年なのに遊郭に行ってもよろしいのでしょうか?

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今この時こそタイムスリップをしたい。一時間ぐらい前でいいから。 でも、師匠がいませんからおそらく無理ですよね…。 あ゛ぁ~…、私はなんてミスを犯したんだろう…。 自分の詰めの甘さに項垂れていると、背後から足音が聞こえてきました。 「ちょっと…良いかな?」 背後から聞こえた声に、胸が一際大きく高鳴りました。 だって、私に話し掛けてくれたのは…組長だったから。 「あの…何か?」 組長から嫌味以外で話し掛けられたのは初めてで、私はどんな反応をすればいいか分かりませんでした。 とりあえず、組長としっかり向き合いました。 でも、目を合せることが出来ない。 「僕の部屋にみたらし団子を置いてくれたのは君‥、だよね?」 「あっ…はい」 「僕の為に作ってくれたの?」 「はい」 すると組長は「やっぱり」と言いました。 書置きもしてなかったのに、組長は私のだと分かってくれたんだ。 驚きと同時に現れた喜びで、思わず口元が緩んでしまいます。 「それでね…あの‥そのぉ…」 すると、組長が髪を撫でながら歯切れの悪そうにしました。 どうしたんでしょうか? やがて、組長がギュッと拳を握りしめました。 「あのさ!」 「はっ、はい!」 突然組長が大声を出したので、体がビクゥッとなりました。
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