4487人が本棚に入れています
本棚に追加
/770ページ
部屋で本日二回目の死亡です。
斎藤さんの稽古は夕刻まで続き、さらに私は剣術の補習を受けました。体中が痛くて悲鳴を上げています。
…悲鳴ではありませんね。断末魔の叫びを上げています。
出来るだけ体に響かない様に起き上がり、とりあえずストレッチを開始しました。
少しでも筋肉を伸ばして、体への負担を軽減します。
ストレッチをしなければ、おそらく明日全身筋肉痛に苦しめられる。
それだけは阻止しなければなりません。
両足を開いて体を倒す。ちなみに私の足は180°近く開きます。そして体を前に倒せば体が床に着く。
体の柔らかさには結構自身があります。
毎日欠かさずストレッチをやっていますからね。
「あぁ…気持ちいい…」
体を伸ばすのが気持ち良すぎます。ストレッチにはリラックス効果があると言いますが、本当なんですね。
「天宮ァ、いるか?」
至福の時を過ごしていると、藤堂さんが部屋にやってきました。藤堂さんの他にも原田さんと永倉さんがいますね。
三人とも私の姿を見てなぜか驚愕しています。
「気持ち悪っ!」
永倉さん、何が気持ち悪いんですか。それよりも、私を見ての第一声が気持ち悪いって酷くないですか?
「おまえの体何があった!骨はどこ行った、骨!!」
原田さん、骨ならちゃんと私の中にありますよ。
最初のコメントを投稿しよう!