師匠、私未成年なのに遊郭に行ってもよろしいのでしょうか?

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「…ところで皆さん。そろそろ聞いてもよろしいでしょうか?」 「何を?」 「なぜ皆さん、私の部屋に来たんですか?」 私の言葉に御三方が「ああ~」と言いました。 どうやら忘れてたようですね。 確かに柔軟測定で盛り上がっていましたから、しょうがないです。 「実はさ、近藤さんが天宮の歓迎会をするって言い出したんでィ。それを言いに来たんでさァ」 「その口ぶりだと今からみたいな言い方ですね」 「そうだ。てか、今からって言うか今夜だ」 どうやら新選組は、思い立ったらすぐ行動思考の人が多いようですね。 近藤さん然り、組長との試合を用意した土方さん然りです。 「それで、どこへ行くんですか?」 「どこだっけ」 「確か島原って言ってたな」 島原…? 島原って確か遊郭ですよね。 …私未成年ですよ。その上、女です。 なぜそこで歓迎会をするのでしょうか。 「天宮ちゃん。顔が険しくなってるぜ」 「だって永倉さん。島原って遊郭ですよ。女の私が行ってもいいんですか?」 「それは大丈夫だ。天宮の今の格好は男装だからな。それに島原は江戸の吉原と違って、遊郭って言うよりも芸子たちの芸を見る様な場所なんだ。 だから天宮が想像している様な所じゃないぞ。まぁ、とにかく俺達も行くから安心しろ」 原田さんが安心しろと言ってくださいますが、やっぱり胸がモヤモヤします。
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