師匠、私未成年なのに遊郭に行ってもよろしいのでしょうか?

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「ツレに騙された」 あぁ…そうでしたか。 「…それは災難でしたね」 「本当だよ。女なんて煩くて面倒なだけなのに、なんで俺をこんな所に連れて来るかね?まったく、こっちの迷惑も考えろってんだ」 男性が愚痴り始めました。どうやら島原に連れてこられて相当ご立腹の様ですね。 しばらく男性の愚痴を聞いていたら、突然男性が気まずそうに口を手で押さえました。 「…すまん。初対面の奴に愚痴った」 「いいえ、気にしないでください」 「そうか…」 それ以降、男性はぱったりと口を閉ざしてしまいました。私に愚痴った事が余程気まずいらしいですね。 「…あの、私も少し愚痴って良いですか?」 「え?…ああ、俺でよかったら聞いてやるよ」 「お願いします。…私はある人に頼まれて、ひとりこの町に来たんです。 その人の願いを叶えるには、人と仲良くするのが一番なんですけど、私、一番仲良くなりたい人に嫌われてしまったんです。 このままじゃ、その人の願いが叶えられない。でも、どうやって仲良くなったら良いか分からなくて…」 「‥‥‥」 私が話している間、男性は一言も言葉を発さず、最後まで私の話を聞いてくれました。 色々と隠しながら話しましたから、話の意味が分かりにくかったと思います。 私は話し終えるとすぐに男性に頭を下げました。
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