三人目

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だったらなぜ 人は他人と交わるのか。 そんなことを 考えるのも疲れるほど なぜ誰より この行為を 嫌悪しながらも 誰より数を こなすのかを 考えるのに疲れ 麻痺するほど 私はひたすら 繰り返し、溺れていった。 そうしていないと 息が出来ずに 死んでしまう気がしていた。 溺れていないと 息が出来ないなんて 自分の不器用さに笑えてしまう。
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