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ただただ
とにかく
回数を重ねることで
この行為の価値を
落ちる所まで
落としたかっただけだ。
男と女が繋がることに
意味も価値もない。
そこには愛も感動も
何もかも必要ない。
大したものではないのだと
大切にするようなものではないのだと。
足を開きながら
他人の汗ばむ背に
爪を立てながら
下から揺さぶられながら
私は飽きるほど
自分に言い聞かせていた。
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