Scene1:自宅のメモ

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昨夜も遅くまで仕事。 多分2時頃までパソコンと向かい合っていたような気がする。 だけどアイツは私が起きているうちに帰宅しなかった。 「う~ん・・・?」 点けっぱなしのテレビの音声によって目覚めると、時計の針はもうすぐ11時を指そうとしていた。 セミダブルのベッドの隣には誰もいない。 だけどこんな状態にももう慣れている。 アイツはいつも自由奔放で、私の事など基本的にはお構いなしだから。 今日は火曜日。 仕事が休みのアイツは、いつも行くパチンコ店の新台入替えを待つために朝早くから開店待ちの行列に並んでいるのだろう。 昨夜は誰かの家に泊まったのか。 それともわずかな時間だけ帰宅し、私の隣で軽く眠ってから出掛けた・・・?
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