Scene2:ケーキ屋

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こうやって自由な仕事ができているのも、公英が私を自由にさせてくれているお陰だ。 仕事の量や内容によって変動する私の作業時間。 だけど公英もその間自由に動き回ってくれているから、私は彼に気兼ねなく仕事を進める事ができている。 お互いの行動に干渉しない。 それが私たちの中での暗黙のルールだった。 だけどずっと1人ぼっちは正直寂しい。 せめて1日1時間でもちゃんと顔を合わせて会話を交わしたいと思っている。 しかし恋人という関係の中で当たり前の事を、私たちはずっと蔑にしてきた。 不思議とこの状況に不安感はない。 だけど何でもいいから確実な“証”が欲しい。 この心地良い関係がずっと続けられるという保証が・・・。
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