第13章 白箱(1)

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「にしてもあんた大丈夫なの?魔力半分くらいしか無いんじゃない?」 「げ、何で分かったんだよミイ」 「なんだかいつもの感じと違うのよね……切迫感が半分くらいっていうか」 ミイの言う通り、実は魔力がかなり少ない状態である。輝竜祭で黒い槍を使用した際にかなり魔力を吸い取られてしまった。黒い槍の魔力を俺が使用して炎を発生させたとその時は思っていたのだが、終わってから魔力が激減してるのに気づいた。 『(ふん!お陰で今は魔力満タンだっつーの)』 はぁ……もっとエコな技を出してくれたら良かったのにな。ま、俺が無駄に魔力を練って注入したからだと思うが。
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