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この春良き日に…
何一つ危 なし…
そんな中
とある私立病院屋上で『自殺』が発生した…
言わずとも分かろう
投身である
屋上でそれ以外の自殺はない…
はず
真下を見れば血だらけ
素人目で見ても 死 を表現するには 分かりやすいくらいの 最悪で残酷な死に方であった…
~数日前~
俺『遺書も書いたし、唯一の親友に別れを言ったし、もうすることはないだろうな。』
(もうあれから逃れるにはこの方法しかない そうわかった時点でいくことを決めた…)
イジメだ。陰湿なイジメに耐えきれず、行くことを決意した。
学校の靴箱には刃物で切りつけられた上履き。
教室にある机は存在すら消え、その代わり花が添えられてた
亡くなったときに添えるあの花が…
存在否定ならまだしも 10人以上の男子にボコられる 無論 半殺しに…
毎日毎日耐えてきた
でも
~死決意当日~
????「今日はどうする?」
???「いつも通り死なない程度に痛め付けて…」
??「あの計画実行しない?」
????「それは良いな」
『じゃあ 放課後、』
計画実行が決まって 笑ながら廊下を歩くイジメリーダ。運が良いと言いましょう、肩と肩がぶつかり 懐に忍ばせていた一枚の紙切れ。彼らは気づかず 俺を睨むなり
『ま良いか』と一言言って去っていった…
紙切れを読むなり身震いが止まらなかった
『松谷半殺し計画(完全版)』
そう書いてあった
内容こそ
身震いが止まらなかった…
先生?両親?唯一の親友?皆イジメだけ蚊帳の外だった。被害に巻き込まれたくない、面倒だ…
理由は様々であるが
皆 俺を 軽蔑するような目付きだった。
『きのせいだ』
そう 言われて 人間不信になった。
『苛められる側にも問題があるかもしれない』
心底先生を殺したいと思った一瞬だった。
『はいはい…』
受け流し
何よりも 事実否定が一番深く刺さった
家族愛消滅の瞬間だった。
逃げる道には軽蔑の嵐
受け入れる道には死以上の苦しみ確定の道が…
神の存在をこのときほど信じたことはないし
恨んだこともなかった
家へ早退を決意するも、彼らは殺気と威圧でそれを制止。
地獄へそのまま強制送還
これほどにまで身震いが止まらない日はなかった
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