7. 襲い来る脅威

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「お前の武器だ。受け取れ」 未だに眺めている青人に、マリアナは手を差し出して催促する。 「お、おう......?」 青人は戸惑いつつも、それを手に取る。 青人が手に取ると光は消え去り、代わりに一つの棍があった。 美しい空色をした棍で、青人の身の丈を軽く上回る長さだ。 他の棍と違うところといえば、棍の先端に翼の形の金属がついていることだろう。 「......やっぱ棍ですね。つまらないです」 「おい......!」 「冗談です」 「下らないことをやっているな、二人とも......マリアナ、武器情報は?」 コントをする二人に俺は呆れながら注意をし、マリアナに顔を向ける。 「もう確保してある」 「おー、早いね」 「抜かりはない」と言わんばかりのマリアナに、恵美は感嘆の声を洩らす。 「どんな性能なのかな?」 深は興味あり気にマリアナを見る。 もちろん、俺と皆もだ。 「まず、この武器の名は『天駆ける 翼』」 「おー!かっけぇー名前ー!」 「ププー。子供ですなー。青人先輩」 「でも、真命も最初はこんなんだったよね」 「ちょ、恵美!余計なことは言わないで!」
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