5人が本棚に入れています
本棚に追加
真命はあたふたしながら、恥ずかしさからか、頬を紅潮させる。
確かにな。まるで、無垢な子供の様だったな。
「コホン......!続けるぞ」
マリアナは真命たちに呆れながら、咳払いを一つする。
真命はしゅんとなって口を閉じる。
「こいつの特徴は、スピードとジャンプ力の強化だな」
「へぇー!ト○ンザムみたいな感じかな」
恵美は目をキラキラさせながら、青人の武器を見つめる。
「そして、もう一つの特徴は、先端の翼に意思力を宿せること」
マリアナはそう言って、チョンチョンと棍の先端の翼をつつく。
力を宿す、とはどういうことだ?
「力を宿すとどうなるんだい?」
「翼からエネルギーを射出したり、意思力の宿った翼でそのまま切り裂いたりだな」
「......万能なんですね......」
華菜は以外といった感じで青人を見る。
「ナハハ、何か照れるなー!」
「いや、先輩は誉めてないから」
「分かってるよ!言わせんな!」
真命の的確なツッコミを受け、青人は頬をほんのり赤くする。
「だが、デメリットもあるのだろう?それだけ強いのなら」
俺は腕を組んでマリアナに問う。
こういうのはしっかり把握しとくべきだからな。
「ああ、その通り。こいつは他の武器に比べて、使用者の精神的負担が大きい」
最初のコメントを投稿しよう!