7. 襲い来る脅威

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お母さんは笑顔で、真命たちをリビングへと招き入れる。 そして、すぐさまお茶の準備のためにキッチンへと戻っていく。 忙しそうだね......家政婦とか雇えば良いのに......○タさんとか...... 「へー、ここが鳴上の家かー」 青人先輩はまるで、探検でワクワクしてる様な表情を浮かべる。 別に私の家のタンスとか引き出しを調べても、やくそうとかは出ませんよ? 「......広いですね......」 華菜もソワソワと辺りを見回していた。 やっぱり落ち着かないかな? ちなみに、真命と深先輩は私の家に一回来ているから、別段ソワソワと様子はない。 「ん?これは......写真か?」 「青人先輩。子供じゃないんですから、人様の家を漁っちゃ駄目ですよ......」 「悪い......んで、この写真に写ってんの誰だ、鳴上?」 「ふむ、それは俺も前々から気になっていた」 青人先輩は手に持った写真を私に見せる。 ジークも興味あり気に私を見る。 この写真は...... 「恵美......」 写真のことを知ってる真命は、私を見て心配そうな表情を浮かべる。 ......大丈夫だよ、真命。ジークたちになら話しても大丈夫だと思うから。 「その人はね、亡くなった私のお父さんだよ」 私はつとめて陽気に言った。 それを聞いたマリアナは「やはりな」と頷く。
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