第四話

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翌日。 電車に乗り途中の大きな駅で降りる。 待ち合わせにと指定されたのは、私のお気に入りの場所になったいつかの駅前だった。 緊張で喉が渇く。足なんて今にも震えそうで感覚が無い。 とにかく落ち着こうとアンティーク調のベンチに座る。 彼の友達が見ているかもしれないと、周りをキョロキョロと見渡す。 あの辺隠れられそう! あそこからなら良く見えるんじゃ… あ、あの建物の影からも! 探偵気取りで目を凝らしていると、突然声をかけられる。 「春ちゃん?」 「うわっ!」 名前を呼ばれ顔を上げると私服の彼が立っていた。 「こ、こんにちは!」 「遅れてごめん。どっか行きたいとこある?」 行きたい所… 考えてなかったー!!
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