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昨日は沙也が代わりに告白した様になっていて。
メールの返信も遅くて。
これじゃあ私、恋愛初心者丸出しの恋する乙女だ。
「春ちゃん?置いてくよ?」
「え?何処行くんですか?」
「映画だろ?」
…しまった。
彼は口元に手を当てたまま、スタスタと歩いていく。
はぁ。本当に映画で良かったのだろうか。
一時間以上も耐えられるのか、私。
でもカラオケなんて緊張するし。歌える訳ないし。
映画なら暗くなるから顔を見られないし、話さなくて良いから大丈夫!
そうなんとか気持ちを落ち着かせ、彼の後ろを着いて行く。
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