第四話

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昨日は沙也が代わりに告白した様になっていて。 メールの返信も遅くて。 これじゃあ私、恋愛初心者丸出しの恋する乙女だ。 「春ちゃん?置いてくよ?」 「え?何処行くんですか?」 「映画だろ?」 …しまった。 彼は口元に手を当てたまま、スタスタと歩いていく。 はぁ。本当に映画で良かったのだろうか。 一時間以上も耐えられるのか、私。 でもカラオケなんて緊張するし。歌える訳ないし。 映画なら暗くなるから顔を見られないし、話さなくて良いから大丈夫! そうなんとか気持ちを落ち着かせ、彼の後ろを着いて行く。
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