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「いやー、でも教室の席も隣で寮も近いから、すげーよな!」
確かに1クラス40人前後で、9クラスあり、3学年あるから…1000人ぐらい人がいるのにこいつとこんなに近いのはなぜだろう…
「まぁ確かにすごいな。」
「確かカイトって寮の番号702だよな?」
「あぁそうだよ。」
「俺は704だから、やっぱり運命感じるよな!」
バカなことを言ってるカズヤをスルーして、俺は転移装置に乗る。魔法が使える人は転移して、自分の部屋の前まで行けばいいのだが、転移が使えない者などはこの転移装置に乗り自分の階まで行かなければならない。
「置いてくぞ?」
「ちょちょちょっと待てよ!」
と言って急いで乗り込むカズヤ
「転移7」
そう言うと景色がぐにゃんとなり、気付いた時には7階にいる。
「んじゃ、俺はここだから。」
とカズヤに手を振る。
「おう。また明日な~」
ガチャ
「ただいま」
返事はないがとりあえず言う。部屋に入るといつも思うが1人でいるにはちょっと広いかな。
さてと今日も裏山に行くか…いや、今日は疲れたからやめておくか。
とりあえず、今日起こったことを思い出してみるか。
「カズヤに会い、アリサと知り合い、レイラと知り合い、マルフォイに負け、カズヤと戦おうとしたら、邪魔される、か。」
ほんと、この世界は不思議だな。魔法なんてものがあるんだから。俺は他の町を他の綺麗なところを見てみたい。そのために強くならないと。
そんなことを考えているといつの間にか寝ていた。
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