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『さて、では行くぞ』
「え、もう行くのか」
『早い方が良いだろう? それに、まだ何か聞きたい事があるのか?』
「結構、聞きたい事なら沢山あるけど、先ず異世界に俺を送る前に、錫杖の槍が何処にあるか目星がついてるんならせめて教えてくれよ……見つけさす気ゼロじゃん……」
『ああ、そういう詳しい事は随時教える』
「随時? 電話とかしてくれんの? いや、神様だから直接脳内に話しかけてくれるのか!」
『いや、私も一緒に行くのだ』
「えっ、神様も一緒に行くのかよ!」
『貴様一人には任せられんだろう? 一緒に行くというか、貴様の身体に一時的に寄生するような形だ』
「寄生って……なんか虫みたい」
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