第1話『俺と神様と異世界』

19/19
前へ
/54ページ
次へ
「あっ後、異世界に行く時は素敵なプレゼントが~とか言ってなかったけ?」 『ああ、そうだった。それも言っておかなければな』 『貴様の世界では魔法は使えないだろう?』 「うん、まあ。絵本やゲームの世界だけだな」 『それを特別使えるようになる。どうだ? 素敵だろ?』 「ま、魔法が使えるようになるのか!」 『まあ、私が寄生している間だけ、私の力を貸すような形だけどな』 「す、す、すげえ!! 魔法使えるようになるのか! すげえ! すげえよ!」 『ふ、ふむ……予想以上の食い付きだ』 「うわあ! 一気に異世界に行くのが楽しみになってきた! 早く行こうぜ神様!」 『あ、ああ。そうだな』 『では、私につかまれ』 「おう!」 『お、おい! 変な所を触るな!』 「だって神様がつかまれって言ったから!」 『普通に腕とかにつかまればいいだろう! ベタベタ触るな!』 「わかった、わかった。これでいいか?」 『ふむ、次変な所を触ったら殴るからな』 「お、おう」 「よっよーし! 気を取り直して早速異世界へレッツゴー!」
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加