Ⅳ†Ⅱ

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「俺のものに触るな」 2人の吸血鬼は位げていった。ライさんがこちらに振り向き強く抱きしめてきた。 「……ライさん…苦しい……」 「…よかった………雨音…」 声は震えていてライさんにすごく心配をかけてしまったんだと感じた。 ごめんなさいと何回もいいながら僕もライさんを抱きしめた。 僕はライさんにいきなりお姫様抱っこされてそのままの状態で屋敷に戻った。 部屋につくと僕はベッドに寝かされた。ライさんもベッドに座り僕の手を握る。 「ライさん…戦争はどうなったんですか?」 戦争の話を持ちかけると暗い顔をしたが説明してくれた。 僕が心臓を刺されたすぐ後、吸血鬼が優位だったがハンターが新兵器を使い人間側が優位になった。このままでは吸血鬼が負けてしまうと思ったのか赤城が人でも吸血鬼でもなく自我がない化け物を兵士としてだした。お互いその繰り返しで3年も戦争をやり続けた。 いくらやっても決着が付かないので休戦する事になった。
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