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「そうですか」
ライさんは隠し持っていたナイフを取り出し吸血鬼の心臓にめがけてなげた。ナイフはブレもせず吸血鬼の心臓に刺さった。ライさんを見るととても冷たい目をしていた。
「責任はとってもらいますよ」
「……なら、その前にこちらからも話がある」
ライさんの雰囲気がとても冷たく怖く感じた。
「話とは?」
ライさんは銀の弾丸を出した。
「戦争の前にも話したと思うが休戦になってからヴァンパイアが被害に遭っている。銀の弾丸で心臓を撃ち抜かれてる。この弾丸は人間界でしか作られていない。…セシル・ブラック、君も死ななくてはいけない」
セシルさんはしばらく黙っていたがいきなり拍手をした。そして椅子から立ち上がりライさんに近づいた。
「流石だ。今回の事件はどうでもいい。本当の目的は柊雨音、本名は白井清の生存についてだ。」
僕!?
「なぜ知りたいんだ?」
僕は必死に動揺しているのを隠した。ライさんがうまくごまかそうとしているのをじゃましたくない。
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