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オレは換気をするため窓をあけた。
そのとき目の前の道路を暴走していく車があった。周りの車のクラクションが鳴り響く。「危ないな……。」オレはそんなことを呟きながら空をみた。
その瞬間目の前には信じられない光景が広がっていた。
空には金色に輝く女神がいた。そう、まるでカードゲームの絵のような、アニメに出てくるような神々しさを身に纏っている。「嘘だろ??」何度眼をこすっても紛れもなく目の前にいる。しかし、おかしい、周りが普段と変わらない。これだけの異常な状況があるにも関わらずなにもないように世界が時を刻んでいく。
「………逃げなきゃ。」我にかえったオレは慌てて最低限の荷物をバックに詰める。そして一人暮らしのこの部屋から何が起こるかもわからない外へと駆け出した。
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