1章 修羅と成っても

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『鬼の副長』と恐れられてる彼は、 局長の近藤さんが安心して隊を纏められるように、 隊士が純粋に近藤さんを慕うように汚れ役を全部引き受けている。 隊士達に厳しく当たり嫌われ役を進んで買って出ている。 …その陰で頭を悩ませ、 苦しい想いをしながら。 他の隊士達は知らないだろうけど僕は知ってる。 誰よりも近くで見てきた僕だけは。 でも僕に出来ることは少ない。 …うぅん、 ほとんどないと言って良い。 それが僕には歯痒いんだ。
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