第1章

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「大変な事になった!何故だ?どうして?」 ふぉっふぉっふぉ・・・ 老人の笑い声が聞こえた気がした。 ドクン! また心臓が鳴り出す。 エルスは鏡の間に向かった。 そして自分の顔を見て驚いた。 瞳が真っ赤になっている。 そして10歳は老けただろうか? 老人の顔になっていた。 その時、 「王女殺しのエルス!私は勇者ロック!お前を倒しにきた!」 まだ若い精悍な顔つきをした男が、部屋に入ってきた。 剣を持っている。 エルスは心臓に手をやって、巨鬼に変身した。 勇者が剣を振りかざして挑みかかってくる。 エルスは右手で避けようとした。 剣はエルスの右腕を切り落とした! 「うぎゃあ!」 エルスは今度は巨大な禿鷹に変身して、窓から逃げた。 片腕を怪我しているので、巧く飛べない。 エルスは死の都ゾットを目指した。 カイザーの屋敷。 あそこに逃げよう。
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