第1章

15/15
前へ
/35ページ
次へ
クレアにとって 父親の存在だけが 救いだった 忙しい中 時間を作って クレアに会いに来る その時間だけが 彼女を安心させた 「パパが 会いに来てくれると その後の数日間は 鏡を見る時間が 減ったくらい」 けれど その時は 突然訪れた 父親は出張先で 不慮の事故に遭い 帰らぬ人となった そして クレアも その日を境に 鏡の前から 戻っては 来られなくなった
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

133人が本棚に入れています
本棚に追加