外国人が教えてくれた日本 アメリカ編

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・私のプライベートレッスン・      I LOVE YOU ここのランゲージセンターには 日本語の勉強に来る ビジネスマン、学生、 主婦に交じって 子供たちが数人、 プライベートで 日本語を習いに来ていました。 私が最初に受け持ったのは コンピューターゲームが大好きな ジョーという男の子でした。 ジョーがお父さんに連れられて 初めてセンターに来た時、 まるでマジック・ジョンソン (バスケットの選手)の ミニチュアのようで、 とてもキュートでした。 「ジョーは いい子です。  私の宝物です。  一から百まで  日本語で数えられるんです」 ジョーのお父さんは 可愛くて仕方のない子供を みつめながら、続けます   「それからpeachの日本語も  知っています」 「MOMO」 横からジョーが言いました。 挨拶が終わり お父さんがいったん 教室から出ていく時、 涙を浮かべんばかりに 父子は抱き合って、
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